完全無欠になるべし!
2年くらい前に「バターコーヒーダイエット」として流行ったみたいなので、知ってる人多いと思うけど、
「シリコンバレー式 自分を変える
最強の食事」
を今更ながら読んでみた。
シリコンバレーの億万長者、デイブ・アスプリー氏の著書。デイブ・アスプリー氏は50キロ痩せてIQは20ポイントアップしたそうな。
ちなみに筆者はもともとBMI19の標準体型なのでそんなに痩せる必要があった訳ではないけど、産後なかなか落ちないお腹のお肉が気になってはいた。
基本なんとかダイエットってのは大概胡散臭いと思っている。
でもねー、
「パフォーマンスが最大化する!」
って謳い文句に釣られました。
赤ちゃんを育てていると、夜中の授乳もあったりして慢性的な寝不足になりがち。だけど、やるべきこととやりたいことはたくさんある。
それならハードウェア(自分)をグレードアップできたら、素晴らしいね!
というわけで実際に試してみた。先に言っておくと、効果は確かです。
要は、朝食代わりにバターコーヒーを飲むってことなのだけど、他にも食べるべき食材、避けるべき食材、ちょっとリスキーな食材とかがあって、完全にフォローするのはそこそこ大変だと思う。まず外食できなくなるし、エンゲル係数が恐ろしいことになりそう。
本を読んでみた感想は、科学的根拠も載っていてmake senseだと思う。一般的なダイエット本をイメージしていると、専門用語がたくさん出てくるので難解に思うかも。以下、印象に残った部分の要約です。
ホルモンと腸内細菌が鍵
端的に言うと、ホルモンと腸内細菌を食事でコントロールすることで痩せましょうってこと。
空腹感を司るレプチンとかグレリン、血糖値をコントロールするインスリン、筋肉生成を促すエムトールを正しい食事で制御しつつ、痩せ細菌を増やしてデブ細菌を減らすことで、食事量を減らさなくても痩せられるし空腹感もそれほど感じることはない、というもの。
良い脂肪を取るべし
それには、たくさんの良質な脂肪を摂取して、タンパク質はほどほどに、糖質は最小限に抑える必要がある。
ここで言う良質な脂肪っていうのは、グラスフェッドバターやココナッツオイル、MCTオイルなどの分子配列が短くて酸化しにくい安定した油を指す。
脂肪をたっぷり取ることで
- 空腹感を感じにくくなる
- 胆汁の生成を促してデトックス効果が得られる
- ミエリンという電気信号の伝達物質を増やすことで頭の働きがアップする
いいことずくめじゃん!
人間の細胞は脂肪でできているのだから、良質な脂肪を取ることの重要性は理にかなっている。そして酸化した油やトランス脂肪酸を取ることの危険性も。
あなたはあなたの食べるものでできている
ってこと!!
バナナヨーグルトは太る!
筆者は、長年バナナヨーグルトを朝食にしていた。ヘルシーだと、微塵も疑うことなく。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌はデブ細菌だそうな。そしてフルーツに含まれる果糖は悪玉菌を増やすは、中性脂肪を増やすは、終末糖化産物(AGE)という老化物質を生成するはで、美味しい以外いい所ない。。。
ええ、知ったときはショックでしたとも。
まあ、完全にフルーツを生活から排除するのは辛いので、ケーキと同列で考えてspecial occasionに頂くことにしました。
コーヒーは最強
コーヒーやチョコレートに含まれるポリフェノールは痩せ細菌のプロバイオティクス(エサ)になるそう。また、カフェインは脳の炎症を抑えたり、筋肉がつきやすくしたり、インスリンを正常化する働きがあるそうな。
あと、コーヒーオイルには強力な抗炎症物質(クロロゲン酸)が含まれているので、ペーパーフィルターじゃなくフレンチプレスなどのメタルフィルターで淹れるのが効果的とのこと。
まとめ
- 痩せるか否かはカロリー計算より食事の内容
- 健康には良い脂肪が不可欠
- フルーツは野菜よりもキャンディに近い
- コーヒー最強
とどのつまり、あなたはあなたの食べるものでできているってこと!!
完全無欠生活
我が家では既にバターコーヒーを生活に取り入れています。ええ、我々は完全無欠教に入信いたしました。
その効果はというと、すこぶる調子が良い!
まず午前中全く眠くならないし、夫くんは仕事の効率が上がったとのこと。
朝食にバターコーヒーを飲む以外にも、できる範囲で食事に気をつけています。料理レシピもこれから徐々にのせていけたらなーと思います。